在来工法・2×4工法に共通するもの
こんにちは、住宅生協です。
お客さまのご要望に合わせ、在来工法(木造軸組工法)と2×4工法、いずれも施工できるのが住宅生協の強みです。
建物の構造が異なる2種類の工法ですが、家づくりの基本的な部分には共通点もあります。
今回は、質の高い家づくりを目指した住宅生協共通仕様の一部をご紹介します。
■建物を面で支える
家を支える基礎部分には、「ベタ基礎」を採用しています。
建物の底板一面を鉄筋コンクリートで支えるベタ基礎。
家の荷重を底板全体で受け止めるため、負荷が分散し、安定性に優れるのがメリットです。
住宅生協では、基礎の骨組みとなる鉄筋に13mmの太さを用いて、一般的に施工される幅より狭い150mm間隔で敷き詰めています。
なお布基礎と呼ばれる方法では、建物の外周や柱、壁の部分だけに基礎を配置します。
耐震性でベタ基礎に劣るほか、床部分のコンクリートが薄く地面の湿気の影響を受けやすいため、シロアリ被害の懸念もあります。
■構造材の劣化を軽減
基礎の換気については、「通気基礎パッキン」を使用します。
この方法により、建物全体に通気口ができるため全体的に風が通るようになるうえ、土台から基礎が分離するため、湿気の影響を受けにくくなり、建物の耐久性が向上します。
従来からある通気口を設けた基礎のデメリット(基礎の強度が損なわれる、空気の流れがよどむなど)を改善した方法です。
基礎と建物は「ホールダウン金物」でつなぎ、地震の際に、柱が土台や基礎から抜けたり浮き上がったりするのを防ぎます。
それぞれの工法の特徴や共通点は、こちらからもご覧いただけます。
●在来工法(木造軸組工法)
https://www.mie-jsk.or.jp/blog/3333
https://www.mie-jsk.or.jp/concept/zairai/
●2×4工法
https://www.mie-jsk.or.jp/blog/3365
https://www.mie-jsk.or.jp/concept/2×4/