住宅生協が2×4(ツーバイフォー)をおすすめする理由「耐火性」
こんにちは、住宅生協です。
先月のブログでは、2×4(ツーバイフォー)工法のメリットとして「耐震性」の高さをご紹介しました。
記事はこちら→ https://www.mie-jsk.or.jp/blog/5853
今月はツーバイフォーの「耐火性」に注目してみたいと思います。
■木は火に強い
ツーバイフォーは木造建築ですが、そもそも「木は燃えやすい」というイメージのある方もいるのではないでしょうか。
実はこれは誤解で、木は火に強いんです。
木が燃えると、表面に空洞を持った炭化層を形成します。
この炭化層は断熱性が高く、内部への熱の侵入を抑制するため、強度が低下しにくく、倒壊のリスクは低くなります。
■ファイヤーストップ構造とは?
ツーバイフォーの家は、部屋ごとに防火して延焼を防ぐという考え方。
火の通り道となる床や壁の枠組材が蓋をするファイヤーストップ構造を採用し、万が一火災が起きた際に、延焼を最小限に抑えます。
一般社団法人ツーバイフォー建築協会によると、東京都内にあるツーバイフォー工法の1棟8戸の重層長屋(玄関は全て1階にあり、1階と2階は別住居となるアパート)で起きた火災では、一室から失火があったものの隣室や階下の部屋は影響を受けず、当日からそのまま居住していたそう。
構造材には一切焦げ目がなかったようで、失火した部屋も、改修工によって再び居住可能に。
燃えにくく、延焼しにくいツーバイフォーの特性が、被害を最小限に抑えた実例です。
来月は、ツーバイフォーの「遮音性」についてお伝えします。