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スタッフブログ

  • 細長い敷地はコの字が有効!?

    こんにちは、住宅生協です。

    マイホームを建てるときは、理想の暮らしや憧れのデザインに夢が膨らみますよね。ただ、住み心地の良い建物を実現するには土地の条件や形状にマッチしていることが大切です。さまざまな土地に応じて、柔軟に対応できるのは自由設計の良いところ。今回は土地の形状に合わせてプランした一例をご紹介します。

    ■間口が狭く、奥行きが長い家

    住宅地などでは道路に面した間口が狭く、奥行きが長い土地もよくあります。こうした土地・建物の形状は、京都の町家でもよく見られますね(町家の間口が狭いのは、昔の節税対策が関係しているそうです)。

    こうした狭小地に最適なのが、「コの字」の間取りです。中庭を設けて、上から見るとコの字型の建物にすることで、限られた土地でも明るく、開放感のある暮らしが実現しやすくなります。

    ■三世代同居の距離感を保つ

    将来的に三世代同居を予定しているお客様。1階にはお施主様のご両親が住む和室を設けることになりました。

    ご家族のライフスタイルや関係性によってさまざまなのはもちろんですが、三世代同居のときに意識したいのがお互いの距離感です。リビングで家族が親密に過ごす一方、各自の部屋は一定の距離を保つことで、全員が穏やかな空気で過ごせるというもの。

    細長い敷地に建てるこのお客様邸では、LDKの奥に廊下を設けて、その先にご両親が暮らす和室を配置しました。2階の主寝室やお子様の部屋はLDKや水回りの上部に配置し、和室の上には部屋がないつくりに。程よい距離をつくることで、家族全員が暮らしやすくなるよう意識しました。

    コの字ということは当然、一部に細くなる場所ができます。この家は廊下がちょうどここにあたります。一定の距離感を保つための廊下ですが、建物がコの字になり光を取り込みやすくなるというメリットも生まれたのです。

    お施主様ご夫婦は共働きで忙しく、洗濯物は室内干しを予定。明るい廊下を室内干しの場所として有効活用することができました。

    私たちの家づくりはお客様・住宅生協・建築家が三位一体となって進めます。建築家が直接お客様のご要望をお聞きして、土地の形状に応じてプランするため、理想の暮らしが実現しやすくなります。

    「この土地の形状にぴったりのプランをしてほしい」そんなご要望もぜひ、お気軽にお寄せください。

    2022.06.21 PM7:00