エリア別での絞り込み
閉じる

スタッフブログ

  • 2×4工法は本当にメリットばかり?

    こんにちは、住宅生協です。

    木造住宅には「ツーバイフォー(2×4)工法」と「在来工法(木造軸組工法)」という2つの工法があり、三重県住宅生協では現在、2×4工法によるマイホームづくりをメインにご提案しています

    2×4工法は耐震性耐火性遮音性気密・断熱性耐風性耐久性がいずれも高く、安心して長く住める家づくりの工法としても最適。メリットが多いからこそおすすめする工法ですが、一方で在来工法との比較が気になる方も多いはず。メリットばかりと思われる2×4工法に弱点はあるのでしょうか

    ■パネルを輸送して組み立てる2×4

    6面体構造、モノコック構造などと表現されるように、壁・天井・床を構成する6面のパネルを組み合わせるのが2×4工法です。各面は枠組み剤と面材が一体化したダイヤフラムと呼ばれるパネルを形成し、この強固なパネルが頑丈で地震に強い家をつくりだします

    在来工法との違いで分かりやすいのが、2×4はパネルを工場でつくり、現場に輸送してから組み立てる点。そのため、極端に道が狭いなど建築現場の周辺状況によってはパネルの輸送や搬入が困難となる場合があります。在来工法は柱の単位で運ぶため土地の影響は受けにくく、この点は2×4が不利となる点かもしれません。

    ただ、これは極端に道が狭い場合であって、開けた土地じゃないから一概に建築できないというわけではありません。心配な方は一度、スタッフにご相談ください。

    ■プランニングやリフォームは?

    間取りの自由度が低いとされることもありますが、実際にはどうでしょうか。
    構造上、壁の量や配置が重要になるため、間口幅が多少制限されることはあります。ただし、これも壁一面の大きな窓を設けるなど、極端な例との比較。相当大きな開口部を求める場合は在来工法を選ばれた方が有利かもしれませんが、こうした構造上の特徴から、大空間をつくりやすいという意味では2×4工法に軍配が上がります

    在来工法でも耐力壁と呼ばれる壁が必要になることから、間取りの変更やリフォームの際の条件も大きく変わるわけではありません。

    最近はシンプルですっきりとしたつくりの大空間の家を求める方も多く、こうした家づくりは2×4が得意とするところ。天井高を上げたり、吹き抜けをつくったりする際も、壁で支える2×4であれば制限を受けにくいと言えるでしょう。

    三重県住宅生協の住まいの情報センターには、2×4工法の構造がわかる模型もご用意しています。構造の特徴などわかりやすくご説明しますので、ご興味がある方はお気軽にお問い合わせください。

    2022.04.21 PM7:00