コンセント検査で使い勝手を徹底確認
こんにちは、住宅生協です。
調理家電を使う機会やリモートワークが増加した現在、PCや電化製品の接続、Wi-Fi環境の構築など、家の中の配線やコンセントの重要性がますます高まっています。使い勝手の良さが暮らしやすさにもつながる上、拡張や移設などは手間がかかるため、新築の際は入念にチェックしておくことが大切。上棟後に実施する「コンセント検査」は、後悔がない家づくりを進めるためのポイントです。
■実際の建物で確認
コンセント検査は三重県住宅生協が建てる全棟で実施します。上棟後1週間ほどが経過した建物に入り、お施主様と営業担当者、現場監督が電気図面を見ながら一つ一つチェックしていきます(モデルハウスや建売住宅でも担当者が実施)。ポイントは生活する上で便利か、使い勝手が良いかという点。図面だけでなく、実際の建物に入ってシミュレーションするのが大切です。家事や食事、場合によっては仕事など、毎日の暮らしと動線も意識してチェックしていきましょう。
電気図面はプランの段階で作成するもので、ご要望通りにコンセントの位置が記載されています。ちなみに「コンセント」は壁などに埋め込まれた差し込み口のこと。電源のほか、モジュラージャックやアンテナ、光コンセントなどもあります。
コンセント検査当日の主なチェック内容は以下の通り。
・コンセントの位置
・コンセントの数
・電気スイッチの位置
・照明器具を設置する場所
・壁掛けテレビの場所(ご要望があった場合)
■Wi-Fiや調理家電を意識
家庭内にWi-Fi環境を構築するケースも増えています。光回線のモデム(光回線終端装置)やWi-Fiルーター、置くだけWi-Fi(ホームルーター)は常時接続で動かす必要はないため、収納スペースの中などに隠すのが主流。スマホやタブレット、PCなど各部屋で使用することを想定すると、建物の中央に設置して電波状態を良くするのも重要ですね。
リビングやダイニングに設けたカウンターでリモートワークなどを行う場合、PCやプリンターが使いやすいコンセントの位置に気を配っておきましょう。
調理家電を使う場合、キッチンとダイニングテーブルそれぞれの使用をイメージしておくのが使い勝手向上のポイントです。ホットプレートなど、ダイニングテーブルで使う家電用に対面キッチンのカウンターやフロアコンセントなどを取り付けるご家庭も増えています。
上棟後1週間のタイミングは配線工事が完了し、壁は貼られていない状態です。そのため、コンセント検査の段階であれば追加や位置の微調整も可能。より暮らしやすくなるよう、じっくりと考え、気軽にご要望をお聞かせください。