IoTの家で暮らしはどう変わる!?
こんにちは、住宅生協です。
近年、IoT技術を取り入れた住宅が注目されています。
従来からある「スマートハウス」との関係やAI(人工知能)の活用など、今回はIoTの家の特徴についてお伝えします。
■遠隔で確認・操作できる
IoTとは、「Internet of Things」の略で、日本語では「モノのインターネット化」と訳されています。
あらゆるモノがインターネットでつながる状態を指し、これはスマホやPCだけでなく自動車や家、家電製品なども含まれています。
こうした技術を取り入れたIoT住宅が今、住宅・家電業界で大いに注目を集めているのです。
わかりやすいのは玄関の鍵をIoT化することによる外部からの施錠・解錠。締め忘れなどがあっても解決できるので防犯面の安心要素と言えるでしょう。
また、お子さまの帰宅を外出先から確認したり、帰宅に合わせてエアコンやカーテン、照明、調理家電を操作したりと、遠隔確認・遠隔操作ができるのはIoTの家のメリットです。
■見える化がポイントのスマートハウス
「スマートハウス」という言葉は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。三重県住宅生協でも2010年代前半からモデルハウスなどで展開してきたスマートハウスは、太陽光発電や蓄電池、「HEMS」(ヘムス:Home Energy Management System)などにより、エネルギーをつくり、蓄え、節約するシステムを備えた家。
スマートハウスは、モニターに太陽光発電、家電、水道、ガスなどの稼働状況を表示して「見える化」し、エネルギーのマネジメントを行うのが目的でした。エネルギーを生み出し、効率よく利用することでCO2排出の削減を実現する、省エネ住宅を意味していたのです。
HEMSのアプリを使用すると、使用電力量や太陽光の発電・消費・売電・買電の量などが見えるほか、対応エアコンを取り付けることで外出先からオンオフの操作が可能です。
(画像はタブレットとスマホのアプリ画面)
世界的なSDGsの推進もあり環境意識がさらに高まる現在、省エネの取り組みはますます重要。
IoTにより省エネ性能が向上するため、最新のスマートハウスはIoT住宅とも言えます。
■さらに発展した暮らし
遠隔確認・操作や省エネのほかにも、さまざまな機能・メリットがあるIoT住宅。
AI技術が進化したことで、空調を調節して適温を維持したり、汚れを検知してロボット掃除機が室内をきれいにしたりと、さらに発展した暮らしも実現しています。
スマートスピーカーやスマートプラグによって、既に使っている家電を気軽にIoT化することも可能に。
スマートスピーカーに「ただいま」と声をかければ、照明がついてカーテンが開閉したり、起床前に自動でシャッターが開き、朝日を浴びながら起きられたり。
日常生活で必要な家電・住宅設備の操作をルーティン化したり、自動化したりという暮らしも身近なものとなっています。
IoT化には家電や住宅設備の連携が重要なため、家づくりの際は事前に相談しておくと良いでしょう。
IoTの家はパナソニックのWEBサイトからも詳しくご覧いただけます
https://sumai.panasonic.jp/aiseg/about.html