コンパクトな家はせまくない!前編・重視すべきは〇〇
こんにちは、住宅生協です。
以前、中古住宅を検討中のお客さまがおみえになったことがあります。
ご要望やお仕事の状況、マイホームへの思いを伺った上で住宅生協がおすすめしたのが、同じ予算内で建てる自由設計の新築注文住宅(画像はご提案時のパース)。
土地・建物価格を抑えるため、26坪のコンパクトな家をご提案したところ気に入っていただき、中古住宅を想定した予算の中で満足度の高い新築が実現しました。
お客さまが大喜びされたこの実例ですが、気になるのが26坪の家という部分ですよね。
今回は、コンパクトな建物を建てるときに考えたいポイントについてお伝えします。
■収納空間の確保に重点を
日常生活を送る中で、家のせまさを感じるのはどのようなときでしょうか。
またはマイホームを手に入れる前、アパートで暮らす中で不満を感じるのは、どのような部分でしょうか。
家族構成やライフスタイルによって異なるのはもちろんですが、実はリビングや寝室など居室の広さはあまり気にならず、「収納空間の不足」にこそストレスを感じることも多いのではないでしょうか。
ということは、たとえ建物がコンパクトでも収納空間が十分に確保できていれば、住み心地は良くなるはず。
収納空間を確保するためには、和室をなくす、寝室・子ども部屋を小さくするなどの方法が有効です。
毎日の暮らしで必ずしも必要のない部分をそぎ落とす一方、ファミリークローゼットを設けて家族の収納を一カ所にまとめるなど、メリハリをつけた間取り・収納を考えることで、小さくても家族全員が住みやすいと感じる家は実現します。
来週は、コンパクトな建物でも空間を広く感じる工夫についてお伝えします。