住宅生協は住宅会社⁉
こんにちは、住宅生協です。
今年3月14日に設立から55周年を迎えた三重県住宅生協。
長い歴史の中で、県内各地に1万3000棟以上の住宅を建ててきました。
最新技術、デザインを取り入れるのはもちろん、現在は無料設計相談にも力を入れて、三重県で家を持ちたいと望む方々に寄り添った家づくりを進めています。
「住宅生協は住宅会社なの?」「ハウスメーカーと何が違うの?」
そんな疑問を持たれた方のため、今回は三重県住宅生協のことを少しだけ紹介してみたいと思います。
■住宅供給を促進
私たちの正式名称は「三重県労働者住宅生活協同組合」と言います。
起源は1958年に設立された日本労働者住宅協会(労住協)。
住宅供給を促進するため、長期低利資金と労働金庫の資金を結び付けて設立した組織です。
労住協は各県の労働金庫理事長が兼務して事業を行ってきましたが、住宅需要の増大とともに、不動産事業を金融機関の労働金庫が続けるのは困難となり、1966年に三重県下の労働組合が出資して福祉事業団体「三重県労働者住宅生活協同組合」が設立されました。
同じようなタイミングで他県でも設立され、現在は全国で12の住宅生協があります。
■営利を目的としない組織
消費生活協同組合法に基づき、営利を目的としないのが住宅生協の特長です。
「ろうきん」「こくみん共済coop〈全労済〉」と連携して、安心価格を実現、マイホーム購入のサポートをするのは、私たちの家づくりの大きな強みと言えるでしょう。
これら3つの福祉事業団体の事業をサポートするのが三重県労働者福祉協議会(三重県労福協)。
住宅生協は三重県労福協が開催するイベントなどにも積極的に参加しています。
現在はコロナ禍で大きなイベント開催が難しくなっていますが、県内各地区で年2回行われる「暮らし何でも相談会」では、住まいに関するお悩みにお応えしています。
ハウスメーカーのような「会社」ではない私たちですが、その背景にはこうした設立経緯や目的があるからなんです。
とはいえ、お客さまにとっては他のハウスメーカーや工務店と同じように家づくりを依頼する相手。
「住宅生協に頼んだら、どこの会社が家を建ててくれるの?」と聞かれることもありますが、他の住宅会社と同じように私たちがお客さまの家を建てたり、販売したりします。
家づくりの際は、長い名前の由来、福祉事業団体の特長も少しだけ知った上で、比較・検討いただければうれしく思います!