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スタッフブログ

  • 地盤調査・地盤改良について

    こんにちは、住宅生協です。

    マイホームを購入する際、さまざまな条件がある中でも地震への備えは大きなポイントです。
    建物の耐震性を高めるのはもちろんですが、建物が建つ「地盤も重要
    どれだけ高耐震の家でも、家を支える地盤が弱いと、いざ地震が発生した際に家が歪んだり、最悪の場合液状化で沈み込んでしまったりします。
    今回は安心・安全な暮らしを手に入れるために大切な地盤調査・地盤改良についてお伝えします。

    ■どんな土地でも必要な地盤調査

    注文住宅を建てる場合、プランやお見積りを経て契約後、建物工事に着工する前に必ず地盤調査を行います。
    土地の強度を調べ、建物が安全に建てられるか安全に建てるためにはどのようにすれば良いかなどを確認する作業です。

    住宅の施工会社などは、引き渡し後10年以内に瑕疵(かし)が見つかった場合、無償で補修しなくてはいけない「瑕疵担保責任」があり、瑕疵担保保険に加入するためには地盤調査が必須となっています。
    建築基準法でも義務化されているのが地盤調査です。

    地盤調査は、新たに探した土地に家を建てる場合はもちろん、建て替えや分譲地の建築でも同様に行う必要があります。

    調査後には「地盤調査報告書が発行されます。
    報告書には試験の内容や評価、地盤改良の要否などが記載されています。

     

    ■地盤改良の方法はさまざま

    調査の結果、その地盤が軟弱だと判明した場合は地盤改良工事を行います。
    ちなみに、複数の家を建てるために造成する分譲地ですが、同じ分譲地内であっても地盤改良が必要な区画と不要な区画が出てくるケースはあります。
    あくまで個別の建物に対して行う地盤調査の結果に基づく点に注意しましょう。

    地盤改良工事にはさまざまな方法があります。

    表層改良工法」は、2メートルほど掘った場所に強固材を入れ、土と混ぜ合わせて地盤を強固にする方法。
    柱状改良工法」は、敷地に碁盤の目のように穴をあけ、コンクリートの柱を地中に入れて地盤を強固にする方法。
    鋼管杭工法」は、コンクリートではなく鋼管の柱を使い、地盤を強固にする方法。3階建てなど重量のある建物向け。

    三重県住宅生協は基本的に、柱状改良工法を採用しています。
    地盤改良の費用は、土地の状況や面積、地盤調査の結果によりさまざまです。
    家づくりをご検討中の方で、地盤調査・地盤改良について詳しく知りたい方は、住宅生協のスタッフまでお気軽にお問い合わせください。

    2021.05.25 PM7:00