住宅生協が考える家の断熱性能。後編:断熱性能は裏切らない!だけど…
こんにちは、住宅生協です。
前回(https://www.mie-jsk.or.jp/blog/4411)、将来のランニングコストを考えたときの、断熱性能の重要性をお伝えしました。
■やりすぎない断熱環境
限られた予算で行う家づくり。
キッチンやお風呂など、わかりやすいところにお金をかけたくなる気持ちもわかりますが、ぜひ開口部などの断熱性能の高さにつながる要素にこだわってみてください。
少しコストをかけるだけで、数十年の暮らしに影響します。
年齢や暮らし方によって、最適な住宅設備は変わってくる可能性がありますが、断熱性能は裏切りません。
一方で私たちは、やりすぎない断熱環境も大切だと思っています。
「どっち?断熱性能は高ければ高いほどいいんじゃないの?」
「やっぱり断熱性能は低くても問題ないの?」
そんな声が聞こえてきそうですが…。
確かに断熱性能が高いに越したことはありません。
ただ、夏に涼しく、冬に暖かい室内環境を得るためには当然、外気温が大きく影響します。
三重県はどちらかというと温暖な環境。
冬場にもダウンコートを重ね着するような必要はあまりないですよね。
三重県での家づくりには、北海道の家に求められるような断熱性能は必要なく、一定以上の断熱性能であれば、得られる快適さに違いはないということです。
断熱性能の高さばかりを追い求めて建物価格が跳ね上がってしまえば、ローンの負担は重くなり、結局は苦しい生活を送ることにもつながりかねません。
三重県という土地に合わせて建てる断熱環境の家。
住宅生協では、家族が長く幸せに暮らすためのバランスのとれた家を、ご提供していきたいと考えています。