住宅生協が考える家の断熱性能。前編:将来かかる費用への影響
こんにちは、住宅生協です。
夢のマイホームを手に入れ、いよいよ始まる新居での暮らし。
ただし、住宅は購入して終わりではありません。
ローンの支払い、光熱費、メンテナンスなど、将来にわたって必要となる費用があります。
5年10年ではなく、もっと先まで見据えて現実的な家づくりを進めることが大切です。
■断熱性がランニングコストに影響
住み心地の良さを左右するイメージのある断熱性能ですが、いかにコストをかけず快適な暮らしが実現するか、というランニングコストに直結する要素でもあります。
断熱性を重視していない家の場合、たくさんのエネルギーを使わないと涼しさを維持することはできず、建物価格が安かったとしても、高い光熱費を払い続けることで、家にかかるお金は将来、どこかの時点で最も高額となってしまうことが考えられます。
次に、大容量の太陽光発電を設置してたくさんのエネルギーをつくりだし、設備を満載して快適さを目指すZEHの家。
一見すると光熱費は抑えられて快適さも得られそうですが、断熱性能が高くないと、結局たくさんのエネルギーを使うことになり、効率がいいとは言えません。
そもそも、建物価格が非常に高額になってしまい、メンテナンス費用も余分にかかることになるでしょう。
最後は、低燃費のZEH住宅。
断熱性能を高くすることで、少量のエネルギーをつくり、少量のエネルギーを使う快適な暮らしが実現します。
建物価格もそこまで高額にならず、光熱費やメンテナンス費用も少なくて済むため、最終的に家に係る金額が最も抑えられるのです。
住宅生協がおすすめするのは、最後に挙げた低燃費のZEH住宅。
家計の負担を減らしながら、いつまでも快適な暮らしを送っていただきたいと考えています。