今だからこそ考えたい。家の中で過ごす場所
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、外出の自粛が呼びかけられ、この春は職場や学校にいた時間のほとんどを自宅で過ごすようになった方も多いのではないでしょうか。
家の中で過ごす時間が増えたからこそ、改めて家族が過ごしやすい間取りについて考えてみたいと思います。
■玄関手洗いとダイニング学習
住宅生協が以前よりおすすめしている「子ども導線」。
お子さんにとっての規則正しい生活習慣が自然に身に付く、新しい考え方の間取りです。
玄関にあるのが「ただいまクローク」と「ただいま手洗い」。
自分で靴をしまった後は、部屋に入る前に手洗いを済ませます。
「ちゃんと手洗いして!」と、大きな声でお子さんに注意された方、今年は特に多いのではないでしょうか。
子ども導線は、手洗いやうがいといった生活習慣が自然と身に付きます。
リビングダイニングには「ただいまクローゼット」に「ただいまPOST」、「ただいまカウンター」。
お子さんの行動や持ち物に合わせて場所と収納を配置することで、効率よく片付けや整理整頓できるようになります。
何と言っても、リビングダイニングという家族が過ごす空間に、きちんとお子さんが学習する場所があること。
休校で家にいる際の学習習慣はもちろんですが、今後、オンライン学習などが増えた際にも、対応しやすく、ご両親が安心して見守れるというメリットがあります。
■ほどよい個人スペース
在宅勤務が増えたことで、家族が常に一緒にいることにストレスを感じてしまうという悩みも聞かれました。
仕事や家事の合間、お子さんが寝静まって一息ついたとき、どこかで「自分だけの時間がほしい」と思うこともありますよね。
これから家づくりや住宅購入を検討される方は、書斎や家事スペースも検討してみると良いかもしれません。
書斎はイメージしやすいと思いますが、家事スペースも実は多彩な使い方ができます。
本棚を置いたり、PCが置けるカウンターを設置したり、工夫次第で、少しの時間一人になって過ごせる場所にもなるでしょう。
新型コロナウイルスの問題は、家で過ごすことの価値を見直すきっかけにもなりました。
アフターコロナ、ウィズコロナともいわれ、新しい生活様式まで求められるこれからの時代。
住宅生協では、これまでの経験を生かしつつ、新しい価値観も取り入れて、ご家族が安心して過ごせる家をご提案していきたいと考えています。