ウイルス対策はこれからの家の基本仕様!?
こんにちは、住宅生協です。
国内で新型コロナウイルス感染拡大が問題になり、1年ほどが経過しました。
暮らしや働き方が大きく変わったこの1年。
2020年の流行語大賞には「新しい生活様式/ニューノーマル」「おうち時間/ステイホーム」など家に関する言葉も複数ノミネートされ、住宅会社にとってもコロナ禍の暮らし、ウィズコロナの家づくりを意識することがますます重要となりました。
■新しい生活様式に対応した家
新しい生活様式では感染防止の基本として、身体的距離の確保、マスクの着用、手洗いの3つのポイントをあげています。
このうち、家づくりで取り入れることができるのは手洗い。
帰宅後にリビングを通って洗面室に行ってから手を洗うという間取りは少なくありませんが、昨年からは玄関土間やホールなど、リビングに入る前に手洗い場所を設けたいというリクエストが増えてきました。
外から帰ったらまず手洗い、ウイルスや菌を居住空間に持ち込まないだけでなく、お子さんにとっての習慣づけにも有効なこの玄関手洗い。
昨年12月にオープンした「スマートエコタウン津新町駅西」モデルハウスでも、玄関手洗いを採用しています。
■換気とリモートワークがしやすい家
コロナ禍では換気の重要性も浸透しました。
24時間換気が義務付けられている現代の住宅ですが、それでも窓を開けて風を通すことは大切です。
風通しを良くするためには、窓の大きさと数、配置がポイント。
スラットの開閉ができる採風タイプの電動シャッターも有効でしょう。
在宅勤務、リモートワークの定着も、コロナ禍で変化した一つです。
書斎やリビング・ダイニングへのカウンター設置など、「働きやすさ」を意識した家づくりも求められています。
先述の「スマートエコタウン津新町駅西」モデルハウスでは、畳コーナーをリモートワーク用の場所として提案。
和室や畳スペースの活用方法が広がりました。
■アフターコロナに向けて
新しい生活様式への対応、換気やリモートワークのほか、キッチンの自動水栓(タッチレス)、清潔機能を向上させたトイレ、抗菌仕様の床材・クロスなど、衛生面の意識の高まりも家づくりに反映されています。
コロナ禍で変化のあった家づくりですが、これらは決して特別なことではありません。
手洗いや換気、清潔な環境が重要なのは今も昔も変わらず、健康に過ごすためこれからもずっと必要なことです。
ワーク・ライフ・バランスやワーク・イン・ライフの観点で考えても、リモートワークは今後も働き方の幅を広げる一つの方法であり続けるでしょう。
つまりウィズコロナに配慮した家は、一時的なトレンドではないということ。
この1年で変化した家づくりは、私たちが本当に望むコロナ禍の収束、アフターコロナの暮らしを豊かにすることにもつながるのではないでしょうか。