住宅の省エネ性能とは?
こんにちは、住宅生協です。
昨年5月、「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律(建築物省エネ法)」が改正されたのはご存知でしょうか?
改正により、床面積の合計が300㎡未満(10㎡以下は除く)の住宅・建築物の設計を行う際、建築士は建築主に対して、省エネ基準への適合の合否などを評価・説明することを義務付ける制度が創設されました。
この改正建築物省エネ法が、いよいよ今年4月1日から施行されることになっています。
(同日以降の契約物件に適用されます)
■住宅会社からお客さまに何を説明するの?
上記の通り改正によって、住宅会社からお客さまに対しては、省エネ基準への適合についてお伝えします。
それではこの「省エネ基準への適合」とは何を意味するのでしょうか。
昭和55年に基準が制定されて以来、平成28年に新たな法律として制定された「建築物省エネ法」。
順次、強化されてきたのは、住宅の「断熱性能」の基準です。
平成28年の省エネ基準では断熱性のほか、一次エネルギー消費量も基準が設けられています。
つまり住宅会社がお客さまに説明するのは、この断熱性能を表す「外皮性能」と「一次エネルギー消費量」の2つのポイント。
仮に省エネ基準に適合していない場合、性能確保のためにとるべき措置についてご説明することになります。
■BELSで最高ランク5つ星の省エネ性能
国土交通省が定めた「建築物の省エネ性能表示のガイドライン(建築物のエネルギー消費性能の表示に関する指針)」に基づく、第三者認証制度の一つが「BELS」(ベルス)です。
評価に用いるのはまさに「外皮性能」「一次エネルギー消費量」で、5段階評価のうち、平成28年基準を満たすとBELS2つ星となります。
三重県住宅生協の家は、施工品質が高い断熱材、開口部への高性能サッシなどの採用で断熱性を高め、住宅設備機器の消費エネルギーを抑えることで、BELS5つ星レベルで施工しています(※)。
今回の改正および説明義務制度は、住宅会社からの説明を通じて、より多くの方に省エネ性能の重要性をお伝えし、省エネ性能向上への意識を持っていただくのが目的でもあります。
これから家づくりをご検討される方はぜひ、住宅の省エネ性能について意識してみてください。
※BELS表示マークの取得には、別途申請が必要です。選んでいただく間取りや仕様によっては、上記の限りではありません。