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スタッフブログ

  • 家事動線を考慮した間取りとは

    こんにちは、住宅生協です。

    間取りを考える際、数あるご要望の中でも「家事動線の良さ」を求める声は多くあります。

    それでは、具体的に家事動線が良い間取りとはどのような間取りを指しているのでしょうか。

    家事動線が良いとはつまり、家事が楽になることを意味しています。
    そのために大切なのが、動きのムダをなくすこと。
    さまざまな家事をする際、いかに効率よく移動できるかが、
    家事動線の良い間取りを考える際のポイントです。

    ■水回りの配置

    もっともわかりやすく、導入する実例も多いのが、キッチンと洗面脱衣室(洗濯機)を
    近い位置に配置する間取りですね。
    キッチンで食事の準備をしながら洗濯機をまわして…と、同時進行で進めやすくなります。
    回遊できる間取りにしておけば、家族が行き来するときもスムーズになりますよ!

    ただ、水回りを集中させる以外の間取りでも、家事が楽になる方法はあります。
    ご家庭によっては、必ずしも同じ時間に食事の準備・片付けと洗濯を行うとは限りませんよね。
    特にオール電化だと、電気代が安くなる時間帯(基本は夜9時以降)に洗濯をされる方も多いと思います。
    その場合、キッチンに立つ時間と洗濯する時間が別々となるケースもあり、
    同時進行を考える必要がありません。

    一般的には家の北側に水回りを配置することが多いのですが、
    あるお宅ではあえて明るい東南の角に洗面室を配置しました。
    これは、洗面室をランドリールームとして使用するため。
    陽当たり抜群で、室内干しでも外干しのように乾きやすいというメリットがあります。
    お庭にも出やすいため、外にしか干せないものがあっても楽々!
    キッチンとは離れていますが、これも家事を楽にする間取りの一つです。
    実際に、東南角に洗面室を配置した間取りは共働きのご家庭からも大好評でした。

    ■子育て世代は別の観点も

    一方、子育て世代の方にとっては、家事をしながら小さなお子さんを見守る場面も多々ありますよね。

    仮に北からキッチン、ダイニング、リビングという順番で配置された長方形の間取りの場合、
    典型的なのはキッチン横に水回り、リビング横に和室というパターン。
    ただ、お子さんを見守るという観点で考えると、キッチンの横に和室があった方が
    目は届きやすくなります。
    料理中にリビングまで行ってお子さんの様子を見るか、料理しながら横目でお子さんの様子を見るか。
    これも家事の負担を軽減する一つの考え方です。

    お気づきの通り、各ご家庭の生活スタイルによって、家事動線の良い間取りはさまざまです。
    料理や洗濯以外にも、掃除、収納など、いろいろな生活シーンをイメージしてみるのが大切ですね!

    2020.11.10 PM7:00