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スタッフブログ

  • 建物のつくりを生かしたロフト空間

    こんにちは、住宅生協です。

    家づくりの際はいろいろな家の間取りを見比べますよね。間取りの中には、「ロフト」や「小屋裏収納」と呼ばれるスペースを見かけることがあると思います。今回は、このロフト、小屋裏収納についてお伝えします。

    建築基準法では同じ扱い

    ロフトと小屋裏収納は建築基準法上、どちらも「小屋裏物置等」とされています。階とみなされず、天井高は1.4メートル以下、面積は下の階の半分以下と定められています。居室として扱わないため、延床面積に算入されないのが特徴ですね(固定資産税の課税対象になりません)。

    建築基準法上で同じ扱い、天井近くに設けるという点でも同じような空間をイメージしますが、ロフトは居室と空間を共有している、小屋裏収納は他と空間を共有せず収納・物置に特化しているという違いがあります。間取りを見比べる際の参考にしてみてください。

    ■ロフトのメリットとは

    ロフトは空間を立体的に使うため、部屋全体に開放感が生まれます。一方で同じ空間でありながら個室感を味わえるのもメリット。最近では、書斎やリモートワーク用の場所として使う方も増えていますよね。もちろん、就寝用や趣味のスペース、秘密基地のようなお子さまの遊び場所としても最適です。

    幅広い世代から注目を集めている平屋にロフトを設けるお客さまもいらっしゃいます。先日、桑名市で完成した和モダンの平屋はロフトが10.6帖もある余裕のあるスペース。カウンターを設置して、リビングを眺められるつくりにしました。

    写真は津市でお客様が建てた平屋に設けた12.5帖のロフト。パントリーとつながりのある収納空間として、季節物や家電などかさばる物をしまっておけます。

    外観デザイン(屋根の勾配)との関係

    さまざまな活用法があるばかりでなく、空間全体の開放感にもつながるロフト。平屋で部屋数を増やすためには広大な敷地が必要となるため、ロフトを設けてデッドスペースをうまく活用するのもおすすめです。

    一方、このデッドスペースには屋根の勾配が影響します。勾配の緩やかな屋根形状の場合は、そもそもロフトや小屋裏収納を設けるスペースが生まれないこともあるため、お好みの外観デザインも踏まえて検討すると良いでしょう。

    2022.09.29 PM7:00