開放感か落ち着きか。畳と過ごす空間づくり
こんにちは、住宅生協です。
最近は和室のない間取りも増えてきました。
以前のように客間として和室を使う機会は減り、和室を設けるよりはその分LDKを広くしたいというご要望も多くなっています。
それでも、お子さんの遊び場やお昼寝スペース、お子さんが小さいうちの寝室、ゴロゴロするリラックススペースなど、畳のある空間を求める方はいらっしゃいます。
■和室か畳スペースか
仕切りがある個室としての和室か、LDKの床の一部が畳になっている畳スペースでは、傾向としては後者が多くなってきているように感じます。
客間や仏間としての用途ではなく、お子さんの遊び場などを求める方が多いためか、どちらかというとキッチンから見守りやすいなど、間取りのどこに畳空間を配置するかが重要視されています。
その意味では、仕切りがない分、畳スペースが見守りやすいと考えられますが、配置によってはもちろん、和室でも同じ目的を果たすことができます。
畳スペースを設ける場合、フラットか小上がりかという選択肢もあります。
フラットはバリアフリーでロボット掃除機が使える、小上がりは収納スペースやベンチとして使えると、それぞれにメリットがあるためライフスタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。
■落ち着きある空間として
上記のような背景から、現在の和室や畳スペースはどちらかというと開放的な空間が多くなっています。
LDKと同じように明るい光が差し込み、LDKとのつながりも感じられる場所。
もちろん、個室として仕切り落ち着いた雰囲気を味わえる空間にすることも可能です。
ある程度、独立した場所にしておけば、この時期の読書にもピッタリですし、カウンターがあればリモートワーク用のスペースとして使うこともできそうです。
リビングとつながりつつも、天井を下げるなどして、落ち着きある空間を演出した畳スペースもあります。
大切なのは目的をはっきりさせておくこと。
さまざまな実例も参考に、自由な発想で畳のある空間を検討してみてください。